フラクタル

フラクタルとフジテレビ

フジテレビの木曜深夜枠でノイタミナというのがあります。
この語源はアニメーションを逆さにローマ字読みしたものです。
制作スタッフの思いはアニメーションを覆すような作品を作りたいと言うことです。
フジテレビでは冒頭にはノイタミナの映像が流れます。
このアニメ枠の考え方は、コミックのアニメ化と言う形態ではなく、最初からアニメーションを制作すると言うことにあります。
つまり、コミックで人気が出た作品をアニメ化するのはそれほど難しいことではありません。
しかし、オリジナルのアニメには力量が問われると言うことです。
原画の良さは技術力でカバーできますが、ストーリーや舞台設定をきちんと考えるためには技術力だけではだめなのです。
センスが必要です。
フジテレビで2011年1月から放映されたのがフラクタルです。
フラクタルは山本監督が不退転の決意で作成したものでした。
この時間帯の視聴率はどの程度なのでしょうか?
アニメファンを自称している人たちにとっては注目している番組でもあります。
どちらかと言うと、アニメにはこだわりを持っている人が見ていますから、評価は厳しいものになります。
もちろん、それがすべてではないでしょう。
アニメをたまにしか見ない人が観ても面白いものでなければなりません。

フラクタルの舞台設定とストーリーから、多くの人の共感を得られるようなものではありません。
フジテレビが設定したノイタミナによって、アニメ界が刺激を受けていることは否定できません。
自分たちの作品発表の場が与えられているからです。

フラクタルの製作

A-1Picturesが制作したアニメーションのフラクタルを紹介しましょう。
2011年1月から3月までフジテレビのノイタミナ枠で放送されました。
作家の東浩紀が制作に加わっています。
放映前から注目されていたフラクタルです。
A-1Picturesのことを説明しましょう。
この会社はアニメーションの企画・制作を事業とするもので、アニプレックスの系列の日本企業です。
アニプレックスがアニメを利用したビジネスを展開していく中で、コンテンツの安定化と高品質化を目的として設立された会社です。
2005年から企業活動を行っています。
その活動は広範囲にわたっており、親会社のアニプレックスとの関連のない企業との連携も数多くなってきています。
テレビで放映されているアニメーションも数多く手掛けています。
全体的にはコミック雑誌からアニメ化された作品の分野が多いようです。
近年ではフラクタルに象徴されるような、大人が観るためのアニメが多くなっています。
もはやアニメは子供のためのものではなくなっているのです。
大人が大人のために作ったアニメが深夜の時間帯に放送されているのです。
その内容は多義にわたっており、アダルト系のものではなくアイドル系のアニメが多い傾向にあります。
かわいい少女が出てくるような、いわゆるアイドル少女が現代のアニメには必ず登場します。

フラクタルでも同じです。
本筋であるフラクタルシステムとは関係ないところで、アイドルの魅力を出しているのです。
しかし、その傾向はフラクタルにおいては悪い効果を与えていると考えている人が多いようです。